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50歳を過ぎて家を建てる方で、寝室は別というケースが多い。その一方で若いころのままのダブルベットの方が落ち着くという夫婦も少なくない。かくも夫婦によってほどよい距離は違うものである。もしかしたら夫婦間でも相手に対してほどよさの感覚は違うかもしれない。また定年後、家で過ごす時間が長くなって、初めはよくても相手の存在が煩わしく感じられてくるようになることもある。ほどよさは、時間の経過によっても変わるものである。
リフォームを考える時に、その時々に合わせて、相手(配偶者)のとの距離を調整できるように工夫したいものだ。視線をちょっとずらすだけで一緒にいても相手の気配を煩わしく感じないようにすることもできる。 寝室も全く別にしてしまえば安眠できるかもしれないが、高齢になったら、夜中に健康上の問題が起きる事も考慮して、それを気配で察知できるようなある程度のつながりはほしい。
例えば下図のような寝室はどうだろう。ポイントは引戸。全開にすれば繋がった空間になるし、閉めても壁よりは気配が感じられる。片方だけ開けておくという事も。50代からは、このように将来の変化に対応できる調節可能な空間づくりが大切ではないだろうか。

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それぞれに出入り口があるのでプライバシーも守れる。
引戸を開放すれば広い一室となる。 |
AGデザイン事務所 04(2926)6840代表 山本英二
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