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立ち止まって道を探すとき、自分に新しい風を入れたいとき、日々がパリッとしないとき…
そんなとき効くのが「読書」という名の栄養剤。
最近では熟年世代の生き方のヒントになる本も多くて、手に取るものを決められないほど。
あなたなら、どれを読むのがいい?『スタート』からGO!
ライター/田中ごまめ
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神も仏もありませぬ
版画家である著者の熟年田舎暮らしを綴ったのがこの本。ご近所の輪の中での生き生きとした暮らしぶりにニヤリとさせられ、痴呆や死を見据えた「老い」への考察にウーム。読み進むうちに、食べて、生きて、老いて、死んでいくことが当たり前なんだなあ、と自然に心に落ちてくるから不思議。もっとも、小難しいことは抜きにして、ひたすら楽しんで読むもヨシ。真夜中の単独秘湯探検(?)など笑えるネタも満載です。
佐野洋子著(筑摩書房)¥1,365

老い方、六輔の。
「人間は必ず死ぬんですよ」――寺の息子という生い立ちのせいか、六輔さんが死と向き合う様はまことにサバサバ。一人上手の老いかた、連れ合いを看取った心境など、作中で語られる「六輔の本音」もどこか飄々としてます。死や老いに妙に身構えてしまう我々の、肩の力をふうーっと抜いてくれる作品。
永六輔著(筑摩書房)¥1,365
愛定年後を極める
達人12人のノウハウ&読者12人の痛快体験記
森毅、辰巳芳子といった「達人」たちへのインタビューに、一般人の体験記をプラスした定年後生活の入門書。メイン・テーマはすばり「生き方」。幅広い分野の12人の達人のノウハウがいっぺんに読めるのもお得なんですが、すごいのがフツーの人々の体験記の量。なんとその数、71。お手本にしたい生き方、きっと見つかります。
日本経済新聞マネー&ライフ取材班編
(日本経済新聞社)¥1,365

熟性 ―50歳からの生き方探し―
とにかく説得力。とにかくカッコイイ。「(人生の後半では)自分が楽しむための努力をすればいい」と言い切る弘兼流人生哲学や、50代以降の恋愛観など、力ある明快な言葉たちがズラリ。なんだか次第に目の前で「島耕作」が語っているかのような気分に。読めばあなたも恋をしたくなる、かもしれません。
弘兼憲史著(角川書店)¥1,470

モノとわかれる!生き方の整理整頓
モノに埋もれて人生の転換期を迎えるだろう熟年世代にピッタリの一冊がこれ。筆者がすすめるのは、溜め込んだモノを手放して実現するシンプルライフ。残すモノを選別することで、自分の望む生き方までハッキリ見えてくるんだとか。具体的なやりかたが書かれているので、すぐにでも取りかかれるのがgood。ちなみに実践すると、エコやボランティア貢献の効果も。一粒で何度でも美味しい模様です。
大塚敦子著(岩波書店)¥1,470
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