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子離れ上手は自分上手。楽しみましょ、「お母さん」じゃない「わたし」
●【安心】第13号(2006年 1月号)目次
1-熟年ココロの体操1 子離れ上手は自分上手
2-シリーズ 自分プロデュースのエンディング4 自分で作ろう、自分の骨壷

新連載! 熟年ココロの体操 その1

今号から始まる新連載は、カウンセラー発! あなたの心をほぐす6回シリーズです。第1回は子離れ期の女性に向けたメッセージ。

子離れ上手は自分上手。楽しみましょ、「お母さん」じゃない「わたし」

 「空の巣症候群」ってご存知ですか? これは子供の自立期を迎えた母親が、自分の存在価値を見失ってしまうこと。気付けば子供達は巣立ち、夫は会社にどっぷり。必死で守ってきた「巣」に残されたのは自分だけ。「私の人生なんだったの」――子育てに打ち込んできた女性ほど陥りやすい「穴」です。

 Aさんもそんな虚しさに囚われた1人。働き出した20歳の息子はAさんが早起きして作った弁当を断り、寝ずに帰りを待てば「重いから、寝てて」。めげずに続けて体調を崩したら、「誰も頼んでないのに」と冷たい言葉。Aさんにとって、人生とは子供の世話でした。でもここへ来て、子供自身からそれを否定されたのです。Aさんは生きる意味を見失ってしまいました。

 こんな時に有効なのが、視点を切り替えること。世話焼きを拒否されるのは、自分が「要らない人」になったのではなく、子供が自立したから。つまりAさんが子育てという役割を立派に果たした証なのです。だから、これからは大手を振って自分自身の人生を楽しめばいいんです。

 けれど急に「自分の楽しみを」なんて言われても、大抵の人は困ってしまいます。そんな時には、昔の趣味を思い出して見るのも手です。Aさんの場合は若い頃習っていた日舞を再開、長らく行けなかった海外旅行も実現してみました。自分の世界が広がるつれ、次第に生き生きしてきたAさん。「こないだ行ったベトナムでね…」会話が弾むようになり、家族の団欒も戻って来ました。そう、自分が楽しく生きることは、周囲の人のためにもなるんです。

 子離れを上手く乗り切ると、女性の第二の人生はぐっと豊かになります。「お母さんじゃない自分」、大いに楽しんで下さい。

▽NPOファミリーカウンセリングサービス
池袋オフィス
豊島区南池袋3-13-9-805
TEL03-3971-5324
◎料金は1回(1時間)5000円、
月〜土の10〜19時の間に(要予約)。
毎月第1土曜日は無料相談日(要予約)。

 

(語り手:NPOファミリーカウンセリングサー
ビス池袋オフィス代表 和田由里子
/取材・構成:西村信子)

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