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 「墓石はもっと自分を表現するものであってもいいはずです。」
●【生きる指針のコーナー】第15号(2006年 5月号)目次
1-シリーズ「この人、この仕事」
墓石はもっと自分を表現するものであってもいいはずです。

シリーズ「この人、この仕事」

「墓石はもっと自分を表現するものであってもいいはずです。」

株式会社 二上家 代表取締役社長 二上 昌弘さん


起創業大正14年の二上家 本社は所沢市北原町

墓とは家族の絆を深めるものです
 大正年間創業の墓石店二上家の3代目である。
「墓を持たないという人が増えています。時代とともに価値観の多様化や意識の変化が現れるのは当然ですから一概に否定はしません。でも家族があるにもかかわらず墓はいらない、とする風潮はさびしい気がします。墓は亡くなった方だけではなく、ご家族のためのものでもあると思うのです。墓参りは供養のためはもちろんですが、家族や親族が集まりお互いを気遣い絆を深める、そんな場であってほしいと思うからです」と、話す二上社長。人として大切なもの、家族の絆、改めてお墓の大切さを意識させられた。

世界で一つのオリジナル墓石
 今、二上社長が力を注いでいるのがデザイン墓石とよばれるものを創作する「オンリーワン デザイナーズプラン」だ。二上家には墓石専門のデザイナーがいる。「デザイナーがお客様の話を直接聞き、デザインを起こしていきます。だから世界で一つのオリジナルな墓石をお創りします」。専門家だからできる発想とデザイン性の高いものが喜ばれているという。また、希望のデザインを持ち込んでも引き受けてくれる。「石は形作りに限界がありますが、原則的にはお客様の依頼に対してできませんとは決して言いません」。歴史ある墓石店としての自負が現れている。

熟年世代にこそオンリーワンを
 二上氏がオンリーワンにこだわるのは熟年世代へのメッセージでもある。「熟年世代はがむしゃらに働いてきて今を迎えています。だから自分を表現する機会が少なかったし、方法も分からない、という方もいるでしょう。そこで終の棲家こそ自分自身を表現しては、とご提案しています。墓というものにご自分の生き様や思い入れを込めていただきたいと思っています」。墓を自己表現の場とする、この発想は熟年世代にとって、うなずけるものではないだろうか。代々築いてきた事業の上に成り立つ時代を把握した取り組みだ。

MEMO
文化放送で放送された二上家が募集した「オンリーワン作文」の大賞作品が5月3日4日所沢ミューズで展示される。これは作文の内容からデザイナーが作成したモニュメントで、作文の作者でさえも新鮮な驚きのあるものだという。
【問合せ先】TEL.0120-333-888

 
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