〜定年はしたけれど…
そして僕は 途方にくれる
カウンセラー発のこのシリーズ。今回は迷える定年男性へのメッセージです。
「朝起きても行く場所がない」
「家にいても女房の視線が痛くて」
――心晴れないリタイヤ生活に付き物のこんなモヤモヤ。解消するには、居心地の良い居場所作りを。手始めに家庭に目を向けて下さい。定年前と変わらず、「おい、お茶」「メシ」なんて、「女房にやってもらって当然」の態度ではないですか? これでは奥様のストレスは満タンに。貴方への気持ちだって冷えてしまいます。定年して生活が変化したからには、夫婦の役割だって変わってしかるべき。「今までありがとう」の気持ちをキチンと伝えて、新しい関係を始めましょう。有効ワザは「何か手伝おうか?」の声がけです。家事を分担すれば奥様の気持ちも和らぎますし、家庭の中に貴方の居場所ができます。家事を通じて自分についての発見があるのもいいですよ。
さて、中の次は外。そう、社会参加です。昔好きだった趣味を再開するもよし、地域活動への参加もよし、食指が動くことをやってみて仲間作りを。ご無沙汰していた同窓会に足を運んだり、広報をチェックして市民講座に出席してもいいですね。「したい事がわからないけど、何かしたい」なら、ボランティア活動がおススメ。お仲間に入りやすいですし、誰かの役に立つことは貴方を元気にします。色々なボランティア団体が集う社会福祉協議会なら、貴方の得意な事や興味を持てる事が見つかるはず。一度覗いて見ては?
最後に大事な補足を。「モヤモヤはあるけど、まだ何かをする気にはなれない」貴方へ。これまで頑張ってきたんですもの、一息入れても大丈夫。やる気が自然に育つまで、焦らずじっくり待って下さい。「何もしない退屈な時間」だって、人生には必要なんですから。
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(取材協力:NPOファミリーカウンセリング
サービス池袋オフィス/文:西村信子) |