|
リタイヤ組にとって、リゾート地で日々の暮らしを営むということは、実際はどんなものだろうか? 人気の注目エリア「軽井沢」と「熱海」を選んで、実際住んでいる方々の生の言葉をうかがった。
〜 軽 井 沢 〜 いろいろあれども自然満喫
一年ほど前までこの地に住んでいたというT氏の話。「なんといっても、自然が当たり前に残っています。日本の四季というものを体感できますよ」。たらの芽、うど、ふきなどの山の幸が採りたてで戴ける贅沢や、都会のようなクールさや田舎の親密度とは違った「ご近所さんとの程よい距離感」が魅力なのだとか。しかし自然と不便は表裏一体。春から夏には霧が濃く湿気が多くて除湿器は必需品だとか、秋から冬には甘く美味なる栗の落としたイガや木の実が愛犬にまとわり付き手入れが大変だとか、真冬は雪と戦いながらもウィンタースポーツ花盛りだとか、エピソードには事欠かないのだ。
軽井沢といえば、別荘や戸建てをイメージしがちだが、住み慣れ感や、鍵一つで管理できる防犯上の利点を考慮すると、都心からの移住組にはマンションが住みやすいだろう。人気の旧軽井沢エリアでは、1LDK2500万円前後、2LDKでは3500万円前後、そして価格的に抑えたい向きには新軽井沢エリアがお勧めで、2LDKで3000万円前後となる。
〜 熱 海 〜 のんびりあわてずがキーワード
「温泉」「海の幸」「温暖な気候」、まさに熟年世代にはぴったりだ。もちろん、それだけではない。MOA美術館をはじめとする多くの美術館がある。そしてアクティブ派にはマリンスポーツ。しかし、意外に認知されていないが熱海は坂の町。「天候が悪い日や身体の不調によって、日々の買い物に買い物代行を使っている」と熱海在住5年のW氏。しかし海の幸は満載、漁師から直接買い付けで新鮮格安美味な食材は手に入る、疲れたら温泉もある・・メガバンクが市内に一つもなくとも、ゆったりとした気分を忘れずに過ごせばОKなのだ。リゾートマンションの場合、駅徒歩15分の温泉付2LDKが1500万円前後で豊富にみつかる。
〜 海 外 編 〜 パースに住む魅力
日本脱出組のなかで、人気のオーストラリア。パース在住20年の高島氏にその魅力を語ってもらいました。
全世界を取材した旅行ジャーナリスト兼高かおるさんが世界で一番住んでみたいと選んだ街がパースだ。かくいう私は20年前13年間勤めた会社を退職して住みたい街を探しに世界放浪の旅に出た。たまたま最初に訪ねた場所がパース。そこは街中に溢れる自然と原色の世界があった。青い空、緑色の芝生、茶色の大きな木、水色の海、白いビーチ、七色の花々などなど全ての色が光輝いていた。その中にたくさんの生き物が共存していた。自分が自然の中に溶け込む不思議感覚を発見出来る場所。人間は自然の中に生きる事が一番幸せだと教えてくれる街。私はこのパースに住む事を決意したのだ。(筆/高島雅之。52歳。ダイブショップ、留学エージェント、日本語雑誌製作会社を経営する)
パースでのステイに関するお問い合わせはmtaka@iinet.net.auまで |