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世界遺産「知床」
命息づく雄大な大地に、秋を迎えに行こう
9月の知床は秋の入り口。上旬なら可憐な草花や真っ赤なハマナスの実など、夏のなごりがお出迎え。中旬には秋色に染まった草木の実がそこここに。下旬はそろそろ紅葉の季節。残暑の街を抜け出して、悠久の大地で深呼吸しませんか。
イチオシは、自然体感トレッキング
代表格は知床五湖を巡る1周1時間のコース。針葉樹林の中を進めば、知床連山や樹林の姿を映しこんだ湖が次々目前に。ヒグマやエゾシカの痕跡を探したり、秋の訪れを告げる小さな印を見つけるのも楽しみ。ゆっくり自然に浸りたい健脚者は、森を抜けて羅臼湖へ向う往復3時間コースを。通な散策なら現地ガイドのツアーを。森に分け入る「知床原生林ツアー」などユニークな体験ができます。
めざせ、名滝制覇!
断崖の途中から湧き出る不思議な滝・フレベ、温泉の滝・カムイワッカ、名瀑・オシンコシン、洞窟の上から海へ向うカニシュの滝――知床には個性派の滝がズラリ。時間をかけて一つ一つ回ってみるのもよし。おススメは遊歩道で訪ねるフレペの滝。往復2kmの道程には知床らしさがぎっしり。動植物に出会える原生林や草原、知床連山を眺める展望台などが楽しめます。
知床岬は船でじっくり
知床岬は環境保護のために上陸・立入禁止。観光は船で。断崖絶壁や滝など見所満載!時には海鳥やヒグマ、エゾシカの観察も。岸の近くを運航する小型船がおすすめです。
気になるお値段は? 参考底値は4泊5日フリープランで約6万円、格安往復航空券宿泊1泊付きなら約3万(9月出発、2名1室利用、知床滞在が可能なもの)。宿や出発日時にこだわったり、知床以外の観光名所も回るタイプのツアーなら、お値段は当然UP。ちなみにツアーだと話題の旭山動物園を絡めたものが人気だそう。

旅の本・ブックレビュー
「誰でも歩ける 中山道六十九次」
日殿言成著
文芸社刊
全三巻
(各巻)1,300円〈税別〉
一味違う旅をしたい方にお勧めなのがこの本。江戸と京を結んだ中山道を歩いて味わうためのガイドブックです。写真や地図などの実用情報に加え、当時の逸話や歴史的背景が書かれているので、本を片手に旅に出るもよし、紙上散歩を楽しむもよし。江戸の空気を感じながらの二つとない「旅」ができそうです。ちなみに作者の日殿氏は人工透析を受けながら中山道を制覇して本書を執筆、昨年50代の若さで永眠されました。本書を活用すれば、筆者の遺した「人生とは『思い出作りの旅』」との言葉が、深く実感できるはず。 |