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海を愛し、魚を愛する
エピソード6
「魚通(さかなつう)」を自負し 「食」を愉しむ釣り人
小杉さんは船を仕立てて千葉沖や伊豆下田沖へ出かける釣り好き。腕前はプロ級。そして釣りはもちろん、魚を食べるのはもっと好きという。そんな小杉さんが釣りの帰り、必ず立ち寄る店がある。入間市にある日本料理店「柚圭」だ。海が第一幕なら、ここからが第二幕、クライマックスだ。
プロが釣った魚を
プロが調理
店に持ち込まれたクーラーボックスの魚は、柚圭のご主人の手によって次々とさばかれ、店のお客さんに振舞われていく。刺身、焼き、煮付け…さっきまで泳いでいた新鮮な魚、その美味しさは格別だ。皆の喜ぶ顔を眺めながら、小杉さんはご満悦。「自分で釣った魚をプロに調理してもらって食べるなんて、魚好きにはたまらない。鮮度よし、味よし、究極の楽しみですよ」。
食べ方にこだわる釣り人
「釣り好きは多い、でも私のように魚の食べ方にまでこだわる釣り人はあまりいないのでは」と小杉さん。美味しい食べ方をご主人に指南することもあるという。「ここではある意味最高の客だね」と笑う。傍らのご主人も満更でもなさそうだ。
豊富な知識の持ち主「魚通」
とにかく魚のことなら何でも知っている。2000種が載る魚の図鑑を読破し、完全暗記しているという。「魚通」という言葉がぴったりだ。例えばマグロ。食べただけで、名前と産地が分かるとか…。うんちくを語らせたら止まらない。その豊富な知識に圧倒される。
美味しいものが大好き
そんな小杉さんに聞いてみた。――お勧めの美味しい魚は?「アラという魚。上品な脂がのっていて、食感がとてもいい」。――魚の好きな食べ方は?「しゃぶしゃぶ」。・刺身ではない?「しゃぶしゃぶは余分な脂がほどよく落ちて魚の旨みが生きてくる。それに、たくさん食べれるし…」。美味しいものが大好きな食通でもあるのだ。
事務所には海図。 海を思う毎日
小杉さんは一級建築士として現役の身なので、海に出られるのはせいぜい月に一回。その代わりに彼の事務所には海図が貼ってある。好きな海を思っての毎日なのだそうだ。函館に生まれ育った小杉さん。海のない埼玉県は少し淋しい土地かもしれない。
(取材/小泉裕子) |