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二地域居住
●【住まい】第18号(2006年11月号)目次
1-二地域居住
2-シリーズ 50歳からの住まい〜その2〜 住み替えエリアを考える

trend information  二地域居住

熟年世代の今だからできる新しい住まい方の提案

 通勤や学校問題など住まいの制限がなくなる熟年世代こそ、自由で自分たちのための暮らしを構築できる黄金の世代なのだが、最近は自治体も注目を始めている新しいライフスタイルの在り方の一つに「二地域居住」という生活様式がある。具体的には、団塊の世代がリタイア後に、都心一辺倒の暮らしを週末など1年のうちの一定期間を農山漁村に居住を移して暮らすことをいう。またここでいう一定期間とは、年間のうち連続して1〜3ヶ月、または毎月3日以上で通算1ヵ月以上と、いわれている。
  例えば、夫婦それぞれが趣味の生活に没頭するために別居したりする『週末居住』や、夫婦一緒の場合は『金帰月来』型で、ウイークディは都心で過ごす(もちろん、その逆もあり)パターンなど、まさにライフスタイルの数だけ住まい方も多種多様だ。

温泉と森と自然の宝庫……今、群馬が熱い。

 二地域居住をライフスタイルの中で定着させるためには、今現在居住しているエリアから、そう遠くない場所、が第一条件になってくる。首都圏を取り囲むエリアとしては、海側は千葉から茨城、山間部は栃木・群馬・山梨とあるが、今注目エリアの一つとして「群馬」をお奨めしたい。
  元来、この「二地域居住」の側面には人口の一極集中の打開策であったり、農山漁村の人口過疎化に歯止めなど、いろいろな思惑が絡んでいる。ただ誘致するエリア側としても、魅力ある地域づくりや「二地域居住」を検討している人たちへの情報提供の整備などが必須だ。
  群馬県の場合は、「ぐんまの山村回帰支援研究会」(群馬県観光局地域創造課 電話027-226-2352)を設立して、真剣に山村回帰・田舎暮らしを訴え施策に取り組んでいる。より具体的で、現実的な情報が欲しい方々にはイメージしやすく、群馬から熱い思いを感じることが出来るだろう。

 都心を引き払い生活パターンを一掃するには不安があるが、この「二地域居住」スタイルを自分にあった無理ないところで活用すれば、生活の幅を広げより一層彩りを与える格好のスタイルになるであろう。熟年世代の住まいを考えるときの大きなキーワードとなる現象だ。

(文=小出 敦子)

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