シニア派遣の枠がある人材派遣会社が増えてきた。今や「派遣で働く」のは若者だけではないのだ。定年退職後の仕事を人材派遣会社で探す場合、働き口はあるのか、収入はいかほどなのか、実態を取材してきた。
資格持ち、実務経験者には良風
「企業は安くて良い人材を求めていますから、得意分野を持つ中高年にとっては『売り手市場』です」。そんなコメントをくれたのは「エルダー倶楽部」という名称のシニア派遣部門を持つ、コミュニティースタッフ。
この会社はマンション管理・不動産系に特化した人材派遣会社だが、実務経験や資格を持つシニアは引きが多いという。特に必要とされているのはビルの保守業務を行う設備系有資格者や、施工管理技士・建築士などの建築系有資格者。気になる年収は前者で350万、後者で400万〜550万円程度だ。
なお有資格者と並んで安定した需要があるのがマンション管理員だそう。サービス業に適した人柄であれば未経験OK、資格も不要。年収の相場は200万円弱だ。
空いた時間を有効活用
単発アルバイト感覚のシニア派遣も
年単位や月単位での就労ではなく、単発短期の仕事がメインのところもある。全国に千百超の支店を持つ大手人材派遣会社、グッドウィルのシニア派遣だ。
仕事内容は販売や清掃、値付けなどで、特別な知識や経験は不要。報酬は原則週払いで時給制だ。時給の相場は1000円前後。上は交通費込みで1400円台、下は800円程度だそう。
仕事が見つかるまでの時間は比較的短く、登録の翌日から就労できることも。主な対象年齢は45歳〜65歳だが、これを超えても登録できる。70歳で仕事が見つかるケースもあるそうだ。
担当者曰く「好きな時に働けるのがメリット。とりあえず働きたい方や、普段の生活を大事にしながら無理のないペースで仕事したい方におすすめです」。
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派遣で働くってどういうこと?
一般的な流れは 【1】人材派遣会社に登録 → 【2】仕事の紹介を受ける → 【3】(就労先ではなく)人材派遣会社と雇用契約を結ぶ。登録先は複数でもよいが、選択の際には「社会保険を完備しているか」「自分の希望職種に強い会社か」「仕事がありそうな名の通った会社か」などに注意しよう。 |