重なる月日を味方につけよう!
一年以上にわたって連載してきた本シリーズも今回でいよいよ最後です。最終回では誰もが避けて通れない、「老い」と上手く付き合う方法をご紹介します。
「最近忘れっぽくて」「思うように体が動かない…」など、年を取るとこれまで通りいかないことが増えてきますよね。そんなとき、皆さんはどうしていますか? 落ち込んだり、腹が立ったりするかもしれませんね。でも失うものも多いけれど、得ているものもきっとあるはず。発想を転換して「いいこと探し」をしてみましょう。
例えば「忘れる」。考えようによっては、これはとてもありがたいことです。誰にだって 失敗や後悔など、忘れてしまいたいことがあるはず。年を取ることで身につく「忘れる力」があれば、ぐっと生きやすくなるのでは?
そして気力や体力の衰えを感じているあなた。「人間は完璧でない」と実感できるチャンスです。これを生かすと「家の中はきちんとしなくては」「布団は毎日干すべき」といった「べき」「べからず」から自分を開放することができます。また、他者にも寛容になれるメリットも。加えて「できない自分」とキチンと向き合うと、誰かに自然に「助けて」と伝えられるようになります。そのことで新しい人とのつながりが生まれるかもしれません。
そう、要は捉え方次第。老いも一つのチャンスなのです。例えば定年だって「仕事がない」「お金が入らない」と悪く取るのではなく、「主体的に次の一歩を踏み出せるチャンス」と思えば、楽しくなってきませんか? 新しい仕事や居場所、住処を選んでもいいし、会社や子育てから自由になった分、自分らしく過ごすのもいい。そこには自分を見つめられる良い時間があるはずです。
どんな人の上にも等しく降り積もる歳月。どうせなら上手く生かして、心地よい毎日を送りたいものですね。
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(取材協力:NPOファミリーカウンセリング
サービス池袋オフィス/文:西村信子) |