企画・構成 小出敦子
最近は病院でも「漢方を処方…」と宣伝されてますます身近になってきた漢方ですが、はたして皆さんは「漢方薬」のこと、どこまで正しく知っていますか?
漢方の考え方や民間薬や西洋薬との違い、そして処方箋は、と基本的なことをしっかり押さえて上手に活用してみましょう。
漢方専門の薬局を開いている薬剤師、荻秀幸先生にお話を聞いてきました。
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◆ 漢方の世界では―4つの健康状態
「病院に行くほどでもないけれどちょっと気がかり」という状態にうなずく方々は多いのでは?
実は、漢方の世界では人間の健康状態を4つに分類して考えます
。
【健康】 |
心も身体も元気な状態 |
【半健康】 |
普通は健康だが体調に波があり時々つらい症状がでる状態 |
【半病気】 |
病名はつかないが明らかに不快な症状があり、本人がつらい状態 |
【病気】 |
病名がつけられたもの |
◆ 民間薬と西洋薬との違い
「どくだみ、のように単一の生薬は民間薬になります。漢方薬とは複数の生薬を個々の体質や症状に応じて調合したものをいいます。現在、病院で処方されている漢方は、漢方製剤を使用していますので、一般向けのお薬ですね」と、荻先生。漢方薬はあくまでも自然のもので一人一人の体質や症状に合わせたものをいい、漢方製剤とはさらに人工的に加工されたものになります。
○西洋薬…「病気」の人が対象。症状を止めるのが目的
○漢方薬…「健康」から「病気」まで全ての人が対象。
症状を出ないようにしていく、体質改善が目的
◆ いろいろな生薬があります
イチョウ・ウコン・カッコン・キキョウなど生薬一つ一つの名前は耳にしたものも…。たとえばこんな症状にはこのような生薬が使われます。
○冷え性…トウキ・センキュウ・シュユ・ショウキョウ・シャクヤク
○滋養強壮…人参・動物生薬(スッポン・マムシ・ハブ・コブラ・ジャコウなど)
◆ 注意点はココ!!
服用期間については「個人差がありますが、半年くらいを一つの目安としてみてください」と荻先生。たとえば「花粉症」なら一月末からと症状によっては早めの服用が効果を高めるものもあります。
〈ココがポイント!〉
@出来れば来店を!!
一人一人に応じた処方なのでなるべく来店して症状を伝えること。来店が困難な場合は家族の方が代わりに詳しく症状を伝えてください。
A用法用量を厳守して!!
定められた一日の量を、正しく決められた通りに服用してください。
【監 修】
荻 秀幸
一心堂漢方株式会社代表取締役・薬剤師
漢方専門「一心堂薬局」(新宿・田端・大宮・川口・所沢・立川の6店舗)
にて地域に密着した漢方専門店を展開。
http://www.isshindo.jp
所沢店 所沢市御幸町3-11
TEL.04-2922-1410
10:00〜19:00 年中無休
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次回からは新シリーズ「お医者さんに聞こう!!」が始まります。知っていて損はしない情報を満載してのスタートです。こうご期待! |