現在様々なタイプの高齢者向け共同住宅が増えてきている。ニーズがあることはもちろん、以前に比べ入居に対する考え方が変わってきたからだろう。ケース5に登場の矢内さんのように、「元気なうちに共同住宅に入って将来の不安を解消し、安心して今を楽しみたい」といった、積極的な選択をする人が増えているのだ。
高齢者向け共同住宅のタイプは、自立しているか、介護が必要か、費用の高低で分かれる。以下に自立型のものを紹介する。
●有料老人ホーム
民間が主体となって設置経営。元気なときから利用でき、住まいとサービスがセッになっている。平均入居金2600万円、月額15万円。大半が終身利用。最近は分譲による老人ホームの形態をとった住宅(マンションなど)もある。
●シニア住宅
高齢者に配慮された設計仕様の賃貸住宅として、(財)高齢者住宅財団の認定を受けたもの。バリアフリー・緊急対応・フロントサービス・家賃配慮が特徴。
●高齢者向け優良賃貸住宅
緊急時対応付きで、バリアフリーの賃貸住宅。事業者への地方公共団体からの助成があり、家賃設定が廉価。
※シニア住宅や高齢者賃貸住宅は生活サービスを受けながら自宅同様の生活ができるが、24時間介護が必要となった時などは入居継続が困難である。
●ケアハウス
居住と福祉の両機能を併せ持つ施設。独立した生活に不安があるが、日常生活は自立している人対象。居住の広さはワンルームマンション程度なので家財道具には制限がある。平均年齢80歳と利用者が高齢化しており、入りにくい。
参照‥(財)高齢者住宅財団HP
http://www.koujuuzai.or.jp/sumai/index.html