1-コント山口くんと竹田くんの笑う熟年時代 その2
◇その2◇
山口 「また、暑い夏が来るけど…」 竹田 「僕は、いつも暑いですけど…何か?」 山口 「そうだよな、竹田は四季知らずと言われ てるもんな」 竹田 「僕は、親知らずは知ってますけど、四季知ら ずは、聞いたことありませんね」 山口 「いつも、季節や気温の変動に関係なく汗 をかいているだろう。だから四季 知らず!」 竹田 「心外だな…僕は、猫いらずは知っている けど、四季知らずなんて言われたこと ありませんね」 山口 「もういいよ! 俺が言いたいのは、竹田は、どんな時に夏を感じるかを聞きたか ったの」 竹田 「なんだ、そんなことですか。それなら、ズバリ汗をかいているときですかね」 山口 「だったら一年中、お前は夏じゃないか?」 竹田 「褒めないで下さい」 山口 「別に、褒めたつもりはないんだけど…」 竹田 「逆に、山口さんは、どんな時に夏を感じ ますか」 山口 「おれは、やはり街で見かけるサラリーマ ンが、ジャケットを着ないで、手に持ち ながら営業回りしている姿が目に付くようになった時かな」 竹田 「山口さんは、サラリーマンが好きですね」 山口 「コントのネタでお世話になっているからな」 竹田 「僕は、ラーメン屋さんの店頭に、 【冷やし中華始めました】 なんていう 張り紙を目にすると 『お! いつの間にか夏が来たな、 挨拶なしに…』と思 いますね」 山口 「最後の挨拶は、余計だけど… 確かに人それぞれ、夏の感じ方は違うよな」 竹田 「しかし、夏になると、また嫌な記憶が蘇ります」 山口 「何だ? 嫌な思い出って…昔、皆が食中毒になった ときに、竹田だけ同じモノを食べたのに、 中毒症状が起きなかったことか?」 竹田 「違います」 山口 「皆でキャンプ行 ったときに、 お前だけ、 蚊に食われないで、 皆から 『蚊に嫌われているんだ』って、言われたことか?」 竹田 「そんなこと言われたことありません…」 山口 「じゃ嫌な記憶って何?」 竹田 「コントすると汗かくでしょう…」 山口 「しなくても汗かくけどな」 竹田 「少し、黙って人の話を聞けないんですか …そんなことだから、 レポーターの仕事が、山口さんには来ないですよ」 山口 「黙っていられればレポーターが出来るのか?」 竹田 「そうですよ。取材対象者に話をさせるのが 仕事なんですから、相手がしゃべりだすまで、 黙っていられなければレポーターには向かないの!」 山口 「…すみませんでした…では、竹田さんどうぞ、お話ください」 竹田 「だから、話を聞きたい人に、いきなりどうぞなんて言っても、すぐに話なんて 出来ないでしょう…まずは、相手の気持ちが和むような話題から入り、 その後に、聞きたい話に持っていってくださいよ」 山口 「和むような話とは?」 竹田 「例えば、取材対象者の服装とか、装飾品と か、天気とか、とにかく相手が興味 を持ちそうな話で意思の疎通を図った後で、本題に入ると自然といい話が 聞けるんです」 山口 「竹田も、ただ汗かいているだけじゃないんだな」 竹田 「当たり前ですよ! 頭使ってますよ…だから、読者の皆さんも僕がレポートして いる番組を見るときは、是非、 影で頭を使っていることを思い出してください」 山口 「ところで、竹田の夏の嫌な記憶とは何だ?」 竹田 「エッ!? あれ…そんなこといってましたっけ?」 山口 「今、頭使ってくれよ!」 ○読売新聞WEBサイト「ジョブサーチ」内で 『コント山口君の「部長の独り言」』 http://job.yomiuri.co.jp/ ○コント山口君の公式ブログ「山口君のオヤジっ記」 http://blog.livedoor.jp/yamaguchikunblog/